喫煙をめぐる様々なこと

2017年5月19日

近頃、喫煙に関する話題が喧しい。
飲食店や公共施設での禁煙に関する都の条例案を巡って、分煙と禁煙に分かれて都議会も喧々諤々らしい。
それぞれ言い分はあるのだけど禁煙は世界的な流れなので、やはり禁煙化は免れないんだろうな、とは思っている。

2017年5月19日

今では信じられないが、かつては電車内はおろか、バスや飛行機でもタバコが吸えた。
地下街なんかも平気だったし、大学の構内も平気だった。
社会人になりたての頃は会社のデスクでも吸えたし、路上での喫煙は当たり前だった。
そう言う背景があって、喫煙が当然とされる時代であった。
もちろん、その頃からタバコが苦手な人はいたし、タバコを吸うと肺がんになるぞ、とかスポーツをやるならタバコはダメだとかは言われていた。
まだ「受動喫煙」という言葉は、あったのかもしれないが一般的ではなかったのだ。
今後、そう言った場所での喫煙が可能になるとは思えないし、やはりタバコを吸うと言うのは「昔の話」になりつつあるようだ。

2017年5月19日

僕の世代だと父親が喫煙者だった、と言う方が一般的かもしれない。
僕は父だけではなく祖父も喫煙者だったので、実家の壁などはヤニでひどく汚れていた。
どこに行っても大人の男はタバコを吸っていたし、何せ隣家がタバコ屋で、父の遣いでタバコを買いに行くと、お釣りは小遣いで貰えたりしたのだ。
なので僕自身がタバコを吸うようになるのも自然な流れであったと思う。
大きな声では言えないが、初めてタバコを吸ったのは高校生の頃だった。
あまり美味しいものではないし、どうしてこんなものにお金を出しているのかよくわからなかったが、まァ、悪友どもがみんなして吸うので付き合いで吸っていた。
最初はそんなモンではないだろうか。
その後数十年吸い続けたが、大病をして止めざるを得なくなった。
入院で禁煙したので禁煙は辛いものではなく、またその後も吸いたいと思うことがない。

2017年5月19日

昔はよかったのに今ではダメだ、と言うのが存外ある。
例えば原付のヘルメットも、僕が免許を取った頃には着用義務はなかった。
もっと昔で言えば、今は厳しく規制される覚せい剤も、かつては「ヒロポン」と言う名前で合法的に販売されていたのだ。
もちろん緩和されているものもあるが、どうしても厳しくなったものに目がいく。

タバコもやがて同様に規制の対象となるのだろうか。
CM などは随分前から規制されているし、F1 などのモータースポーツのスポンサーもかつては一番多くの露出であったのに昨今では難しい。
逆説的はあるが、タバコの有害性が認めらて久しいのに、なぜ国は販売を禁止しないのか、と言う疑問にも行き着く。
それを訴えた訴訟もあったようだが、因果関係が認められず、ニコチンの依存性も低い ( !! ) として訴えは棄却されている。
病院で禁煙外来も設けられているのに依存性は低いと言うのは、全く以って不可思議な判決理由であるが、これは大昔の判決ではなく 2003 年の判断なのだ。
喫煙に関する認識は、この十年あまりで大きくシフトしたのだろう。

昭和は遠くなりにけり、である。

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